上部頸椎は2つの骨で構成されています。環椎と首の上部にある第二頸椎です。ほとんどの神経系はこの大変重要な部分を通っています。また、この部分は背骨の中でもっとも動きの多い場所です。そのため、Subluxationは大変頻繁に起こる場所でもあります。
この部分は脳に大変近いので、Subluxationが起こると、様々な体の機能に変化を及ぼします。神経から伝達される情報の多くはここを通過します。つまり、体の大部分が、ここを通っている神経に支配されていることになります。
上部頸椎にSubluxationが起こると、脳、頭部、顔への神経の供給がその影響をうけます。例えば頭痛、顔面麻痺、鼻腔の問題、アレルギー、疲労、斜視、めまいなどが起きたりします。さらに、「迷走神経」と呼ばれる大きく、重要な一対の神経がSubluxationによって傷害を受けると、副交感神経の機能も影響を受けます。これらの神経は胸部の内臓の活動、食べ物を飲み込んだりする機能、声帯の機能をつかさどっています。迷走神経のよって支配されている他の部分、例えば心臓、肺、食道、胃、胆嚢、小腸など主要な内臓にも、機能障害をきたします。おわかりのように、迷走神経がSubluxationによって妨害されると、広範囲にわたる深刻な機能障害、健康被害が起こるのです。
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